2020年02月14日

軽井沢で樹木調査

2月13〜14日と
軽井沢へ行ってきました。

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スキー場の横っちょの樹林地に用事があって。。。


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樹木医の仕事で木の健康調査でず。
調査の対象は樅や赤松、唐松、水楢、いろは紅葉、水木でした。


しかし、ぱっと見は健全そうに見えても
打音検査で空洞の音がしたり、
樹皮に小さな穴が無数あったり
幹が奇妙に膨らんでたり、、、、、

といろんな事があるもんだ、
と実感。

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ポカポカ陽気と立派な木たち(^^)
幸せな仕事でした。

by みそ
posted by みそ at 14:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 樹木医

2020年01月24日

長森八海神社の大杉 その3


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長森八海神社の大杉への最後の手当は
土壌の改良工事です。

樹木の生育に関しては土壌を抜きに語れない。。。。
空気、光ももちろん重要な要素ではあるけれど、
木の健全な生育は
木の種類に見合った適質な土があってこそ。。。。。
普段目にする木の枝や葉(地上部)よりも見えない根っこが重要なんです。

大杉の周りの土壌は、
適潤性〜弱湿性の褐色森林土ですが
神社の境内ということから永年にわたり掃いて清められてきたためか
A0層(落ち葉の層)が殆ど無く、
A層(落ち葉の下の土の層)には腐植が浸透していません。

またこの神社は地域の氏神様ではあるものの、訪れる人は少なく
踏圧による土壌の固結は認められないようでした。

ただし、境内は雨が降っても滞水することは無く
通水性は良いように見えますが、
すぐ近所で造園工事をした際に感じたことは、
この辺の土壌は
固結しやすく、通気不良、通水不良になり易い土ということでした。

そんなことをふまえて
有機質の施用と通気性の向上を目指した
坪穴式の土壌改良を実施しました。

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オーガドリルを使って
40cmの深さの穴をあけて
改良材と樹木用固形肥料を混ぜて埋め戻す方法です。

埋め戻す前の状況はこんな感じ・・・・・・(^^)/

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このモグラ塚のような状態を攪拌しながら埋め戻して・・・・



仕上がりです ( ^^) _U~~

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オーガドリルで穴をあけると心配されるのが根の痛めること。。。

もちろん、穴あけ作業中は
ドリル刃が根に当たったらそこでストップして無理はしていません。

とは言え、細根を傷めてしまうのは避けられません。

そこで、傷めたであろう根の早期生育を図るために
活力剤散布を3回実施しました(作業前に2回、後に1回)

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以上3編にわたって書いてきた2019年長森八海神社大杉の延命処置作業は
これで完結です。

これらの延命作業で
我々よりもはるかに長命な樹木が
今後数10年〜100年単位で永く生きていてくれればうれしいと思いつつ

・・・それを確認できないのが少し寂しい。

でもまずは、来年以降の大杉の状態を確認しつつ
生育を見守っていきたいと思ってます。

by みそ








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posted by みそ at 10:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 樹木医

2019年12月28日

長森八海神社の大杉 その1

あら?
今年一番印象に残った仕事についてブログで書いてなかった!!

と言う事が、年賀状に使う写真を選んでいて、気が付いた次第。
(グリーンシーズンは余裕がないんだよな、と言い訳しとこ)

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 ↑ 一足早くお見せしますが、これがその一番印象に残った仕事で
2020年用の年賀状採用写真。
・・・・・長森八海神社の大杉延命処置作業からの一枚です。





今シーズンは、この樹高36m、目通り(目の高さの幹の周囲の長さ)9.6mの大杉に
6月から10月まで取り組んでいました。



先ずは、まずは作業開始前の写真

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威風堂々としているでしょ。

でも石垣とその内の盛土が気になる。

枝葉を見ると、木全体としては衰弱していませんが、
永い目でみると、この盛土は決して良くありません。

根は自分が好む高さに(深さ)伸びていくので
人為的に埋めるのは、根腐れや酸素の供給に影響するのでよくありません。

そこで大杉の延命作業はこの石垣と盛土の撤去から。

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6月の日曜日、地元の方々が中心となって
バックホウを使いつつも、木の周りは人の手で丁寧に土を掘って根を傷めないように作業を行いました。

今回撤去した盛土は、相当長い期間(数十年)ここにあったそうで、

根が酸素を求めて上に向かって伸びていると想定していたんだけど、
意外とそうでもなく、盛土の中に太根も細根も少なかった。

きっと、大杉のサイズに比べて盛土面積が小さかったので(といっても直径10m以上)
盛土より外側に十分根が広がっていたからと思います。

何はともあれ、根痛みを最小限に抑えられたので良かったです。


そして石垣と盛土を撤去してみると
立派な根張りが出てきました。。。。

土に隠れていた根張りが見えるようになったおかげで
大杉がずっしり重厚に存在感と威厳がアップです。

考えてみれば、、、、

盆栽の世界では
根張りのつくりも重要な要素ですもんね。

恥ずかしながら、こんなに大きな木になっても同じなんだなと
改めて思った次第です。

ほら、
作業前と後で木の威厳がずいぶん違うでしょう。

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by みそ









posted by みそ at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 樹木医