2019年12月28日

長森八海神社の大杉 その1

あら?
今年一番印象に残った仕事についてブログで書いてなかった!!

と言う事が、年賀状に使う写真を選んでいて、気が付いた次第。
(グリーンシーズンは余裕がないんだよな、と言い訳しとこ)

IMG_9146.JPG

 ↑ 一足早くお見せしますが、これがその一番印象に残った仕事で
2020年用の年賀状採用写真。
・・・・・長森八海神社の大杉延命処置作業からの一枚です。





今シーズンは、この樹高36m、目通り(目の高さの幹の周囲の長さ)9.6mの大杉に
6月から10月まで取り組んでいました。



先ずは、まずは作業開始前の写真

IMG_5396.JPG

威風堂々としているでしょ。

でも石垣とその内の盛土が気になる。

枝葉を見ると、木全体としては衰弱していませんが、
永い目でみると、この盛土は決して良くありません。

根は自分が好む高さに(深さ)伸びていくので
人為的に埋めるのは、根腐れや酸素の供給に影響するのでよくありません。

そこで大杉の延命作業はこの石垣と盛土の撤去から。

IMG_8885_edited.jpg

6月の日曜日、地元の方々が中心となって
バックホウを使いつつも、木の周りは人の手で丁寧に土を掘って根を傷めないように作業を行いました。

今回撤去した盛土は、相当長い期間(数十年)ここにあったそうで、

根が酸素を求めて上に向かって伸びていると想定していたんだけど、
意外とそうでもなく、盛土の中に太根も細根も少なかった。

きっと、大杉のサイズに比べて盛土面積が小さかったので(といっても直径10m以上)
盛土より外側に十分根が広がっていたからと思います。

何はともあれ、根痛みを最小限に抑えられたので良かったです。


そして石垣と盛土を撤去してみると
立派な根張りが出てきました。。。。

土に隠れていた根張りが見えるようになったおかげで
大杉がずっしり重厚に存在感と威厳がアップです。

考えてみれば、、、、

盆栽の世界では
根張りのつくりも重要な要素ですもんね。

恥ずかしながら、こんなに大きな木になっても同じなんだなと
改めて思った次第です。

ほら、
作業前と後で木の威厳がずいぶん違うでしょう。

IMG_5392-2.jpg


IMG_8889-2_edited.jpg




by みそ









posted by みそ at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 樹木医
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