2017年09月04日

ハゴロモムシ

普段手入れで出入りしている泉ヴィレッジさんから
ブナの木が元気なくて
まだ9月上旬なのに葉を落としてる・・・
という連絡を受けて行ってきました。カミキリムシの害かなって当たりをつけて殺虫スプレーを持参して


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写真でもわかるように確かに上部の葉がスケスケで落葉してるようです。

さてさてカミキリムシのフラスは何処だ?って近づいて見ると

ゲゲ!!

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「幹が真っ白だ!!」
なんだ?

動いているので虫なのは間違いない。

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老眼をよ〜く凝らしてみて見ると
どうもハゴロモムシの幼虫のように見えます。(私の知識では詳細な種まで特定できまでんが)

今まで経験したことの無い事例だったので調べると、ハゴロモムシの幼虫は吸汁性昆虫のようです。
流石にこれだけ大発生すればブナも弱るわけです。

という事で、診断はハゴロモムシ大発生による衰弱という事で
即、消毒

来年には元気に萌芽してくれると良いのですが、念のため再度カミキリムシのフラスも探してみて見る予定です。

この度は虫がフワフワ身体に纏わり付いて近づくのも恐ろしかったので・・・


ところでハゴロモムシが木を弱らすほど悪さするのかどうか?実は自信がありません。
今回の診断についてのご意見がある方是非お願いします。

by みそ






posted by みそ at 18:14| Comment(0) | 樹木医
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