2019年01月08日

京都視察旅行 5

さて京都での視察旅行日誌も最終回です。
「ふ〜」やっとここまで来たか・・・・・

≪5日目≫
本日が京都視察のメインデー
あれ?  「day」って「デー」でいいんだっけ?
なんか違和感が・・・・
ま、いいか。

ネットで事前申し込みをしていた桂離宮でしたが・・・抽選に外れてしまいました。
「ま、しょうがないさ」と
昨日まですっかり諦めモードだったのですが、

視察先を探してネット検索をしていて発見。
去年の春ごろから当日枠ってのができているらしい。
さらにさらに、最初は当日朝に現地で並んで申し込みをして午後の部に入園可能
というシステムだったのが、
この10月だか11月より1回あたりの入場人数を60人に増やし(20人×3班)
当日受付でも朝の9時から入園可能に変更・・・・・らしい。

こりゃ〜駄目もとでも絶対に行かねば・・・
と早く出発して桂離宮に8時過ぎに到着。
そしたらなんと若者2人が並んでいるだけで3番目をゲット・・・・・ま、季節外れだからね
ということで朝一番の9時スタートで桂離宮が見学できました(●^o^●)

[桂離宮]

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20人で1班で案内の方が園内をガイドしてくれます。
ですので自由に好き勝手にとはいきませんが、解説付なのでポイントがわかっていいですね。
特に予備知識が乏しい私には凄くありがたかったです。

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珍しい景色・・・・池の水が抜いてあります
年に1度の池底さらいだそうですが、護岸の石の根が見えてラッキーです。
そして石の根入れが少なくてちょっとビックリ。
「これでいいんだ」と勉強になります。

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松琴亭の市松模様も修繕間もないらしく、くっきり鮮やか
東京オリンピックの市松模様のカラーはこれが元らしいです

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霰零し(あられこぼし)の園路と亀の尾の住吉の松
桂離宮の売店で買った本に出ていましたが、平成17年にこの園路を補修した際には
なんと1日当たり一人25cm四方しか作業が進まなかったそうで、
「え?まじか」とも思いますが、そのくらい丁寧に、上品に造ったということですね。
綺麗すぎでなく、
でこぼこではもちろんなく、
地中では石と石ががっちり噛みあって、
自然な柔らかな仕上がり
だそうです。

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幹がぐるんと1回転していたので撮ったんですが・・・わからね〜よな
地面から上に伸びて、
途中でぐるっと輪を描いて下向いてから上に伸びてます。
高さ1.5m位の小さな松なんですけど、輪を描いていても嫌味に見えないで
自然に見えるところが凄いです^_^

そうそう、桂離宮や修学院離宮などで行われている剪定方法は
御所透かしという技法なんだそうです。
ふところを光が入るように透かして、自然風に仕立てる切り方です。

桂離宮を歩いていて思ったのが(この後の修学院離宮も)
枝葉が思ってたよりも濃いですね。
あえて自然景観に近いように濃く手入れしていると思ったんですが、
先ほどの本によると、そればかりでもなさそうです。
限られた人数で、一切妥協しない手入れをするには(時間がかかる)
この御所透かしという技法で剪定をし、姿形を2年程持たせているようです。
それゆえ、全体的には大暴れはしないけど、少し濃いめの景色になるということでしょうか。

御所透かしは幹に近い分枝からひょろろ〜って枝を残して形を整える剪定方法で、弱い枝を大事に残すために木が暴れにくいようです。
(合ってるかな〜)

あと一応紹介しますね。
桂離宮の売店で買った本は、「桂離宮 修学院離宮 仙洞御所 庭守の技と心」です。
調べたらアマゾンでも売ってましたよ。

[修学院離宮]

桂離宮が1時間強で見終わってもまだ10時半。
もしや・・・・もしや・・・・
と行ってみました。修学院離宮に。。。。。

なんと!!!!
1時半からのコースをゲット
「いや〜、思いもしない1日になって嬉しさ倍増だ」

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やはり案内の方がついて園内を巡ります。

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修学院離宮は山裾に位置するため周りに障害物がなくて
ば〜〜〜んと景色が広がって借景し放題ですね。
山の景色はもちろん、京都の街並みもみんな庭に取り込んでます。

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[曼珠院と詩仙堂]

修学院離宮の南側にある曼珠院は「小さな桂離宮」とも言われているそうで
これはぜひ行ってみなければ、、、、と訪問。
(逆に桂離宮に行ったのだから、行かなくてもよいようなもんですけど)


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そして京都最後の視察地、詩仙堂へ
夕方になってから訪れた詩仙堂は
素晴らしく、今回の京都では私の1番です。

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時間が遅くて他の人がいなかったお陰もあるんですが、
し〜〜んと静寂の詩仙院の庭に
「かこ〜ん」と響くししおどしの音
やばい、、、、沁みるわ

日も暮れてきて、、、、
そして5日間の京都の思い出が脳裏に浮かんで
ここが最後かと少し寂しい気持ちに・・・・

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更にとどめの

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夕暮れの苔庭にたたずむ小さなお地蔵さん達

めっちゃかわいい
男の俺でもこれ欲しいって・・・・(後日ネットで見つけたので庭の準備ができたら買っちゃいます)

ほんに夕暮れの詩仙堂は絶品でした(*^_^*)

ついでにおまけで
詩仙堂で見つけた「顔」
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[まとめ]

念願だった京都をのんびり散策できて幸せです。
サザンカが咲いているくらいで、
花はほとんどなく、紅葉も終わり落葉樹は葉を落とし、でどうかな?って思いつつ向かった京都でした。
しかし見終わってみればかえって良かったかもと思います。
花や紅葉のような艶やかなところに目がいかない訳でして
本質が良く見えるといいますか。

枯山水もいくつか見せていただきました。
禅の世界を得とくしていない私には、一つ一つの石や樹木の意味までわかりませんが
引き算の庭の持つ力は伝わってきました。

そして一流と言われる庭を見て、一流の方々の手入れのやり方を見て思ったことは、
庭の素晴らしさは雰囲気だなと・・・・
訴える何かがある庭は良いと思うし、それがない庭はそうでもないかなと・・
艶やかな陽気、静寂の凛とした空気、清々しさ、おどろおどろしい妖気
そんなものが感じられる場所は素晴らしく感じられるのかなと。
一つ一つの小さな景色の積み重ねが全体を造っているわけなんだけど、
そればっかりじゃないというか、なんなんだろう?
課題じゃな。

さらにもう一つ思ったことがあって・・・・
どんなに庭や手入れが一流でも
やっぱり自然の景色にはかなわないんだな



by みそ

























posted by みそ at 12:16| Comment(0) | 日記(思いつくままに)