2017年03月01日

枝の落とし方

太い枝の「落とし方」を紹介します。

そうそう、まず言葉からちょっとこだわって見ました。

普段枝を切り落とすことを
「切る」、「抜く」などと言いますが、植木屋的には「抜く」がぴったりでしょうか。
混み合った枝々の中から
その1本の枝を(複数の場合もありますが)見定めて抜いてやって
姿・形を整える・・・職人っぽいですね


「落とす」・・・私が思うに林業っぽい感じがします。
強い意思をもって不要な枝を切って落とす!!!
みたいな

そして「切る」ですと
もうバツバツと切っちゃうぞ!!!
みたいなイメージを感じてしまって、スタブカット(後述しますが切り残しの事です)を連想しちゃうというか。

この度は
どの枝を切って、どれを残すか?
という話ではなく(抜き方)
1本の枝を切り落とす方法についての話なので、
「枝落とし方」でいきたいと思います。

(ま、私の主観なので異論噴出の場合はご容赦を・・・)

と言うことで、「枝の落とし方」の本題です


枝 切り順.bmp

まあこれは植木屋のイロハのイだと思うのですが、


枝を落とす際には一旦長めに切ってから(2の位置)
正式な位置(3の位置)で仕上げる2段階が基本です。

さらに2で切る際に、下側の皮が幹まで剥けないように1の受けを入れるので
計3箇所を切るのが通常の流れとなります。

ただし
枝の太さや長さによっては
1のウケを省いちゃうこともありますけど


逆に言うと
枝が太かったり長かったりする場合は、1のウケを入れておかないと
2の位置で切ってる途中で下側の皮が剥ける可能性が大ということですね。



さて、樹木医的枝の落とし方で重要なのは
3の切る箇所です。

枝 切り方名.bmp

枝を落とす際には上の図の3つの位置が想定されますが、我々はそれぞれ以下のように呼んでいます。

A=スタブカット
B=ナチュラルターゲットカット
C=フラッシュカット


このうちの正しい切り位置はBのナチュラルターゲットカットです。

まず植木屋的にもAのスタブカットはダメですね。
見栄えからしてNGってのがわかります。
もし、お宅に手入れに来ている植木屋さんがスタブカットしているようなら
考えものです。


(ま、そんな植木屋さんはほとんどいないと思いますけど・・・)




次回からは
なぜAやCがダメでBのナチュラルターゲットカットが正解なのか?
樹木医的に解説したいと思います

by みそ

posted by みそ at 10:31| Comment(0) | 樹木医