今回は伐採について書いてみます。
近年、京都の産寧坂でサクラが倒れたり、
街路樹の枝の落下や倒木による被害がニュースになりました。
想定以上の強風や豪雪地域以外での大雪被害なども重なり
弊社でも倒木や枝の落下、落雪予防のための伐採依頼が大変に多くなっています。
木は大きくなればなるほど剪定や伐採の作業手間が増えるので
もしも気になる木があれば早めの手当をお勧めします。
そしてそのような方々の参考になればと思い
弊社での最近の伐採事例の一部を紹介します。
伐採する場合着手前の写真は必ず撮影しますが、
伐採後については単に木が無くなってしまった状態となるため
あまり写すことがありません。
したがって、今回紹介する木についても
元気だった時の立派な姿の写真が主になります。
可哀そうな地上部が無くなってしまった姿の写真はありません。
●お寺のイチョウとヤマモミジ
道路に張り出している状態でした。
木自体はまだそれほど大きくはないのですが
このまま育ってしまうと将来困ることになるのは必然ということで
切ることとなりました。
2tユニックゴンドラ使用
●学校のグラウンドのユリノキ
幹の枯損が激しく、倒木の恐れがあるので同じようなサイズのユリノキ合計4本を伐採
グラウンドを傷める恐れがあるので、木登りで先に枝だけ落としてから伐倒
●家屋に近いソメイヨシノ
まだまだ元気な木ですが建物に近すぎるので伐採
2tユニックゴンドラ使用
●道路に張り出したソメイヨシノ
13tクレーン使用
●学校の樹木たち
道路に枝が張り出し、落ち葉が近隣の方々にご迷惑をおかけしている状態
クライミング、25tクレーン使用
●学校のケヤキ
校舎脇に植えられたケヤキ。
支柱のワイヤーが幹に食い込みそのまま幹が太ってしまったことで
その部位から上が折れる危険があり伐採
クライミング、25tクレーン使用
●神社の杉
神社の木が育って全体が暗くなってきたのと一部が電線に当たりそうになってきたので伐採

クライミング、一部高所作業車使用
●お寺の杉とイチョウ
駐車場に大きく張り出していた杉とイチョウ(杉の影に隠れてます)
杉の胸の高さでの幹直径が1m弱
駐車場に枝葉や雪が落ちて危ないので伐採

25tクレーンと高所作業車を使用
●電線に近く危ないので伐採
高所作業車を使用
※大きな木の伐採や剪定では、ロープクライミング技術で登って作業するよりも
クレーンや高所作業車等の機械を使って作業する方が安全に早く、そしてお安く出来ます。
そんなことから弊社では、車両が近づけない場所ではクライミングの技術を使って作業もいたしますが、
通常は積極的にクレーンや高所作業車を使用しています。
by みそ
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